■AVA：アメリカ｜カリフォルニア｜ナパヴァレー
■品種：カベルネ・ソーヴィニヨン92%、メルロー8%
■醸造：100%フレンチオーク 30％新樽 16ヵ月間熟成。
■アルコール：13.3%
【葡萄畑】
15の多様な区画の畑のブドウがその年のワインに複雑みを与える。ナパヴァレーのトップ栽培者と共に、浅い火山性土壌と谷地の深い沖積土、それぞれのブドウ畑で作ったワインが層を織りなす。それ
らの畑は骨格と口当たりを形成しシームレスでバランスの取れた豊かなブラックフルーツのフレーバーをもたらす。私たちが常にニュアンスとバランスを追求する中で、この2018年はクラッシックで非常に礼儀正しい最上級のワインに仕上がった。
【ヴィンテージ】
2018年は2月後半の芽吹きに始まり完璧なヴィンテージになると予想され、生育期間中ずっと安定した穏やかな気温だった。これにより我々は慎重に計画を立て、積極的に実際に動くことが出来た。
収穫はスムーズにそしてゆっくりと進んだ。この年は通年よりも収穫量は多かったが、ゆっくりと収穫が進んだので、辛抱強く完熟を待つ事ができ、すばらしいフレーバーのブドウを得ることが出来た。
【醸造】
収穫は9月下旬に始まり、そのゆっくりな熟成スピードのおかげでじっくりと良いものブドウだけを選ぶことが出来た。これは常に
素晴らしいボーナスだ！房はまず畑で選別され、その後手摘みで収穫すると、ナパヴァレーのカベルネとしてバランスを保てる平均
24.8度の糖度だった。
数日間のコールドソーク（芳醇な色をもたらす）は必須で、発酵開始後は90°F（32°C)未満に保つ。発酵は力強い野生酵母により自
然に始まり、パンチダウンは一日一回、果帽を常に果汁に浸すことにより素晴らしい風味と骨格が抽出される。培養酵母を加えた後
に、果皮とともに26日間置き、糖度が５度になったところでフレンチオークの小樽に入れかえ発酵を終わらせる。100％使用のフレ
ンチオークはフランス中央部のカデュスとフランソワ・フレールの物で、３年間自然乾燥の後、ミディアムプラスでトーストする。新
樽の使用率は30％。
16ヶ月の樽熟成・ラッキングは一度だけで、清澄にはオーガニック卵白を使用することにより、風味はまとまり素晴らしく滑らかな口
当たりを実現させる。
【ワイナリー】
TEXTBOOKはそのワインがNapa ValleyとOakville Districtのワインの典型的な特徴を終始一貫して明確に表しているのでこの名前が付けられました；つまりTEXTBOOKはNapa Valleyでつくられる最高品質ワインの'textbook(教科書）'といえるワインです。オーナー兼ワインメーカーのJonathan Peyはファイン・ワインの業界で長年にわたり経験を重ねてきました。JonathanはFrance、Italy、Portugal、AustraliaとNew Zealandでワインづくりをつぶさに見てきました。有名なNapa Valleyの葡萄畑で妥協のないサステイナブル農法で栽培された葡萄はすべて手摘みされます。TEXTBOOK Cabernetの主要な葡萄畑であるBoulder Block VineyardはScreaming Eagleのすぐ隣にある畑で、またMerlotの主な葡萄畑であるHolmes VineyardはOpus OneとParadigmに隣接し、Harlan Estateを少し下った所にあります。手で選果された葡萄は小ロット毎に醸造され、オーガニックの卵白を使った伝統的な方法で清澄し、フィルターをかけないで瓶詰します。
