エステート・レンジ・ピノ・グリ
タイプ:白
味わい:辛口
ボディ:ミディアムボディ
生産者:マン・オー・ウォー
生産地:ニュージーランド|ワイヘキ島
品種:ピノ・グリ100%
ヴィンテージ:2021年
【ワインづくり】
手摘みの収穫、手作業の選果。ゆっくり時間をかけて低温で圧搾。発酵及び熟成は全てステンレススチールタンク。圧搾後、一度ラッキング(不純物を沈殿させ上澄みのキレイなジュースのみ移し替える)し、アルコール発酵。リースリング・イースト菌(培養)を使用。糖度、酸味、タンニンのバランスが取れた時点でタンクをゼロ度以下に冷やして発酵を止める。発酵後のワインを低温のまま寝かせ、発酵による天然の二酸化炭素を抜く作業を行う。程よい二酸化炭素量(微発砲)状態になった時点で瓶詰し更に数か月熟成。
【テイスティング】
柑橘、梨の香り。酸味、糖度のバランスが最適で、さっぱりとして、活き活きとした味わい。
このワインはエントリーにもってこいのワイン。品種本来の味わいがまっすぐに表現されている。白ワイン特有の酸味が苦手な人にお薦めしたいワイン。
【ワイナリー】
小さなワインの島、ワイヘキ島( 淡路島の約 1/6 の大きさ) には約20 ものワイナリーが点在。その中で最も大きなワイナリー。所有する自社畑は60ヘクタール。
白葡萄は火山( 現在は死火山) の丘の高いところに植えられ、十分な日光に対しほどよく潮風で冷やされる。凝縮感とミネラルの高い葡萄が育つ。黒葡萄は極めて急な斜面の丘の中腹、粘土質の畑に植えられ、十分な日光と水はけの良さから、凝縮感と深みのある味の葡萄が育つ。
【醸造家:ダンカン・マクタヴィッシュ(Duncun Mctavish)】
“Our aim is to be thought-provoking; we want to make bold wines that reflect the soils and the varietal but we do not necessarily want to make wines that the market wants and feels happy with.”( 我々の目指すところは、刺激的で示唆に富むワインをつくること。それは、葡萄畑と葡萄の味がしっかり現れたワインをつくることであり、市場が求めるワインを作ることではない。)
リンカーン大学(NZ クライストチャーチ) にて葡萄栽培学とワイン学を専攻。卒業後3 年間、フランスのブルゴーニュ、ドイツ、米国カリフォルニア、オーストラリアのワイナリーに勤務。2001 年、NZ ワイパラのペガサス・ベイ・ワイナリーにて約4 年間過ごし、2008 年まで独自のワインづくりのためにワイパラ・スプリングスで勤務。 現在はMan O’ War Vineyards の醸造家兼CEO。